正答2
解説
正解は2です。
透過光を用いた血小板凝集能測定は、多血小板血漿に凝集惹起物質を加え、血小板が集まって血漿が透明になる変化を光の透過度で測る方法です。
本問は「誤っているもの」を選ぶので、誤った記述が正答です。
【選択肢別解説】
1:× 食後は血漿中のカイロミクロンで血漿が濁り、光の透過度の測定を妨げます。
そのため空腹時に採血するのは正しい手順です。
2:○ EDTAはカルシウムイオンを強くキレートし、血小板の凝集を妨げます。
血小板凝集能の測定には、EDTAではなく3.2%クエン酸ナトリウム加血漿を用います。
この記述が誤りで、本問の正答です。
3:× 多血小板血漿の血小板数が極端に多いと、凝集の程度が正しく評価できません。
測定前に血小板数を確認するのは正しい手順です。
4:× 血小板が凝集して塊になると、血漿の濁りが減って光が通りやすくなります。
凝集で光透過度が増加するのは正しい内容です。
5:× アデノシン二リン酸〈ADP〉は代表的な凝集惹起物質です。
ほかにコラーゲン・エピネフリン・リストセチンなども用います。
正しい記述です。
【ポイント】
血小板凝集能の検体は「クエン酸ナトリウム加の多血小板血漿」です。
EDTAは血算用、クエン酸ナトリウムは凝固・血小板機能検査用と、抗凝固剤の使い分けを押さえましょう。