正答2
解説
正解は2です。
採血中に顔面蒼白と気分不快が出現した場合、最も考えられるのは血管迷走神経反射(vasovagal reaction〈VVR〉)です。
緊張や痛みをきっかけに迷走神経が過剰に働き、徐脈と血圧低下が起こります。
本問は「誤っているもの」を選ぶ問題なので、誤った記述が正答になります。
【選択肢別解説】
1:× 迷走神経(副交感神経)が過剰に働くため、心拍数が下がり徐脈になります。
正しい記述なので、正答ではありません。
2:○ VVRは高齢者に多いわけではありません。
若年者、特に初めて採血を受ける人や緊張しやすい人に多く起こります。
この記述が誤りで、本問の正答です。
3:× 末梢血管が拡張し、徐脈も加わるため血圧が低下します。
正しい記述なので、正答ではありません。
4:× 採血への不安や緊張、穿刺の痛みが誘因になります。
正しい記述なので、正答ではありません。
5:× 症状が出たら直ちに駆血帯を外して抜針し、採血を中止します。
その後は仰臥位で下肢を挙上させ、安静にします。
正しい記述なので、正答ではありません。
【ポイント】
VVRは「若年者・緊張・空腹・睡眠不足」で起こりやすく、徐脈と血圧低下が特徴です。
不安の強い人やVVRの既往がある人は、最初から臥位で採血すると予防になります。