正解を2つ選んでください。
正答2・4
解説
正解は2と4です。
便の色や性状は、出血部位や胆汁の流れ、感染症の種類を推定する手がかりになります。
【選択肢別解説】
1:× 黒色便(タール便)は、胃や十二指腸などの上部消化管出血で生じます。
血液中のヘモグロビンが胃酸や腸内細菌で変化し、黒くなるためです。
下部消化管出血では、赤い血便になるのが一般的です。
2:○ 閉塞性黄疸では胆汁が腸管に流れ込みません。
便の色のもとになるステルコビリンが作られないため、便は灰白色になります。
3:× 白色下痢便は、乳幼児のロタウイルス感染症でみられる特徴です。
アメーバ赤痢では、イチゴゼリー状の粘血便がみられます。
4:○ コレラでは、コレラ毒素により小腸から大量の水分が分泌されます。
その結果、「米のとぎ汁様」と表現される白く濁った水様便が大量に出ます。
5:× イチゴゼリー状粘血便は、アメーバ赤痢に特徴的な便です。
細菌性赤痢では、膿と粘液と血液が混じった膿粘血便がみられます。
【ポイント】
便の性状と疾患の組合せは頻出です。
上部消化管出血は黒色便、閉塞性黄疸は灰白色便、コレラは米のとぎ汁様便、アメーバ赤痢はイチゴゼリー状粘血便と整理しましょう。