正答3
解説
正解は3です。
ビタミンC(アスコルビン酸)は強い還元物質です。
試験紙のうち、ペルオキシダーゼなどによる酸化反応で色素を発色させる項目や、ジアゾ反応を用いる項目は、ビタミンCによって偽陰性になります。
【選択肢別解説】
1:× 糖はグルコースオキシダーゼ・ペルオキシダーゼ法で測定します。
生じた過酸化水素で色原体を酸化して発色させるため、ビタミンCが反応を妨げて偽陰性になります。
2:× 潜血はヘモグロビンのペルオキシダーゼ様活性で色原体を酸化して検出します。
ビタミンCが酸化反応を妨げるため、偽陰性になります。
3:○ 蛋白は、pH指示薬が蛋白と結合すると色調が変わる「蛋白誤差」を利用しています。
酸化還元反応を用いないため、ビタミンCの影響をほとんど受けません。
4:× 亜硝酸塩はジアゾ反応(Griess反応)で検出します。
ビタミンCは亜硝酸を還元するため、偽陰性の原因になります。
5:× ビリルビンもジアゾカップリング反応で検出します。
ビタミンCはこの反応を阻害し、偽陰性を起こします。
【ポイント】
ビタミンCで偽陰性になる項目は、糖・潜血・亜硝酸塩・ビリルビンです。
蛋白は指示薬の蛋白誤差、比重は陽イオン交換を利用するため、還元物質の影響を受けにくい項目です。