正答3
解説
正解は3です。
過分葉好中球は、核が5つ以上の分葉を示す好中球です。
DNA合成が障害されて核の成熟が遅れる巨赤芽球性貧血で特徴的にみられます。
【選択肢別解説】
1:× ビタミンB₁欠乏症では、脚気やWernicke脳症を起こします。
DNA合成には関与しないため、過分葉好中球はみられません。
2:× ビタミンB₆欠乏症では、ヘム合成が障害され、小球性の鉄芽球性貧血を起こすことがあります。
過分葉好中球はみられません。
3:○ ビタミンB₁₂はDNA合成に必要な葉酸の代謝に関わります。
欠乏するとDNA合成が障害されて巨赤芽球性貧血となり、末梢血に過分葉好中球が出現します。
4:× ビタミンC欠乏症では、コラーゲンの合成が障害されて壊血病(出血傾向)を起こします。
過分葉好中球はみられません。
5:× ビタミンK欠乏症では、凝固因子が作られず出血傾向をきたします。
過分葉好中球はみられません。
【ポイント】
葉酸欠乏でも同じ機序で過分葉好中球がみられます。
巨赤芽球性貧血では、大球性貧血、LDと間接ビリルビンの上昇(無効造血)、汎血球減少がみられます。