正答5
解説
正解は5です。
この問題は細菌性敗血症で上昇しないものを選ぶので、○ が答え(上昇しない項目)です。
炎症マーカーの多くは細菌感染で上昇しますが、真菌に特異的な成分は上昇しません。
【選択肢別解説】
1:× 上昇します。
CRPはIL-6などの刺激で肝臓が作る急性期たんぱく質で、細菌感染で大きく上昇します。
2:× 上昇します。
プレセプシンは単球・マクロファージが細菌を貪食する際に生じる可溶性CD14の断片です。
細菌性敗血症で上昇し、診断の補助に用いられます。
3:× 上昇します。
エンドトキシンはグラム陰性菌の外膜成分であるリポ多糖(LPS)です。
グラム陰性菌による敗血症で血中に増加します。
4:× 上昇します。
プロカルシトニンは細菌感染で全身の組織から産生され、細菌性敗血症の診断に有用です。
ウイルス感染では上昇しにくい特徴があります。
5:○ 上昇しません。
1,3-β-D-グルカンはカンジダやアスペルギルスなどの真菌の細胞壁成分です。
深在性真菌症の診断に用いられ、細菌感染では原則として上昇しません。
【ポイント】
β-D-グルカンは、ニューモシスチス肺炎でも上昇します。
一方、クリプトコックスやムーコル(ケカビ)の感染では上昇しにくい点に注意します。