正答2
解説
正解は2です。
酵素たんぱく質(アポ酵素)に補酵素が結合して活性をもつ状態になることを、ホロ化といいます。
アミノトランスフェラーゼ(ASTやALT)の補酵素はピリドキサールリン酸で、ビタミンB₆(ピリドキシン)から作られます。
【選択肢別解説】
1:× コバラミンはビタミンB₁₂で、メチルマロニルCoAムターゼなどの補酵素となります。
アミノトランスフェラーゼの補酵素ではありません。
2:○ ピリドキシン(ビタミンB₆)は体内でピリドキサールリン酸となります。
アミノ基転移反応の補酵素としてアポ酵素に結合し、ホロ酵素を形成します。
3:× リボフラビンはビタミンB₂で、FADやFMNとして酸化還元酵素の補酵素になります。
4:× トコフェロールはビタミンEで、脂溶性の抗酸化物質です。
酵素の補酵素としては働きません。
5:× ニコチンアミドはNAD⁺やNADP⁺の構成成分で、脱水素酵素の補酵素になります。
アミノトランスフェラーゼの補酵素ではありません。
【ポイント】
ビタミンB₆欠乏や透析患者では、血清中のアポ酵素の割合が増え、AST・ALTが低値に測定されることがあります。
ビタミンと補酵素(B₁はチアミン二リン酸、B₂はFAD、B₆はピリドキサールリン酸、ナイアシンはNAD)を対で覚えます。