正答4
解説
正解は4です。
自律神経の神経伝達物質は、節前・節後の別と交感・副交感の別で整理します。
節前線維は交感・副交感ともにアセチルコリンを放出します。
節後線維は、副交感神経がアセチルコリン、交感神経が原則としてノルアドレナリンを放出します。
【選択肢別解説】
1:× セロトニンは中枢神経の縫線核や、消化管のクロム親和性細胞などで作られる物質です。
副交感神経節後線維の伝達物質ではありません。
2:× メラトニンは松果体から分泌されるホルモンで、概日リズムの調節に関わります。
神経伝達物質として節後線維から放出されるものではありません。
3:× アドレナリンは主に副腎髄質から血中に分泌されるホルモンです。
副交感神経の伝達物質ではありません。
4:○ 副交感神経節後線維の終末からはアセチルコリンが放出されます。
標的臓器のムスカリン受容体に作用し、心拍数の低下や消化管運動の促進などを起こします。
5:× ノルアドレナリンは交感神経節後線維の伝達物質です。
副交感神経では用いられません。
【ポイント】
交感神経節後線維のうち、汗腺を支配する線維は例外的にアセチルコリンを放出します。
副腎髄質は交感神経節前線維の支配を直接受け、アドレナリンを分泌します。