正答4
解説
正解は4です。
プロトン密度強調像は、組織に含まれる水素原子核(プロトン)の量の違いを強く反映させた画像です。
T1・T2の影響を小さくするため、信号が高く解像度のよい画像が得られます。
関節の軟骨や半月板、靱帯などの細かい構造の評価に適しています。
【選択肢別解説】
1:× 子宮の評価ではT2強調像が中心です。
子宮筋層の層構造(内膜・接合帯・外層)がT2強調像で明瞭に描出されます。
2:× 前立腺の評価ではT2強調像と拡散強調像が中心です。
辺縁域と移行域の区別や癌の検出にT2強調像が有用です。
3:× 乳房の評価では、造影剤を用いた脂肪抑制T1強調のダイナミック撮像が中心です。
4:○ 膝関節では、脂肪抑制を併用したプロトン密度強調像が半月板損傷や靱帯損傷、軟骨病変の評価に広く用いられます。
5:× 腹部大動脈の評価にはMRアンギオグラフィ(MRA)を用います。
血流信号を利用した撮像で、プロトン密度強調像は用いません。
【ポイント】
整形外科領域、特に膝・肩などの関節ではプロトン密度強調像が標準的に用いられます。
骨盤内臓器(子宮・前立腺)はT2強調像が基本と対比して覚えます。