正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
Basedow病は、TSH受容体を刺激する自己抗体(TRAb)によって甲状腺が刺激され続ける自己免疫疾患です。
甲状腺ホルモンが過剰になり、代謝が亢進した状態になります。
【選択肢別解説】
1:× Basedow病は男性ではなく女性に多い疾患です。
男女比はおおむね1:4〜5程度とされます。
2:× 甲状腺ホルモンは心拍数を増やすため、徐脈ではなく頻脈を認めます。
3:○ 甲状腺ホルモンが過剰になると、負のフィードバックで下垂体からのTSH分泌が抑えられます。
そのためTSHは低値となります。
4:○ TRAbによる刺激で甲状腺全体が均一に腫大するため、びまん性甲状腺腫を認めます。
5:× 甲状腺ホルモンはコレステロールの代謝を促進するため、総コレステロールは高値ではなく低値になります。
【ポイント】
Basedow病の三主徴は、甲状腺腫、頻脈、眼球突出(Merseburgの三徴)です。
徐脈、高コレステロール、TSH高値は、逆に甲状腺機能低下症の所見として対比して覚えます。