正解を2つ選んでください。
正答2・4
解説
正解は2と4です。
クロマトグラフィや電気泳動は、分子の大きさ、電荷、疎水性、特異的な結合などの違いを利用して物質を分離します。
それぞれの方法が何の違いで分けているのかを区別することが大切です。
【選択肢別解説】
1:× 逆相クロマトグラフィは、疎水性の固定相と極性の移動相を用い、分子の疎水性の違いで分離する方法です。
分子の大きさによる分離ではありません。
2:○ ゲル濾過クロマトグラフィは、細かな穴のあいたゲル粒子を用います。
小さな分子は穴に入り込んで遅く流れ出し、大きな分子は穴に入れずに早く流れ出すため、分子の大きさで分離できます。
3:× アフィニティクロマトグラフィは、抗原と抗体、酵素と基質などの特異的な結合を利用して目的物質を分離する方法です。
分子の大きさによる分離ではありません。
4:○ SDS-ポリアクリルアミド電気泳動では、陰イオン界面活性剤のSDSが蛋白質を変性させて一様に負の電荷を与えます。
電荷の影響がそろうため、ゲルの網目の分子ふるい効果によって分子の大きさで分離できます。
5:× セルロース・アセテート膜電気泳動は、分子ふるい効果がほとんどなく、主に分子の電荷の違いで分離する方法です。
血清蛋白分画の測定に用いられます。
【ポイント】
分子の大きさで分ける代表的な方法は、ゲル濾過クロマトグラフィとSDS-ポリアクリルアミド電気泳動です。
イオン交換クロマトグラフィやセルロース・アセテート膜電気泳動は電荷、逆相クロマトグラフィは疎水性で分離します。