正答2
解説
正解は2です。
肺拡散能力の1回呼吸法では、一酸化炭素〈CO〉と不活性ガスを含む混合ガスを1回吸入し、約10秒間息を止めてから吐き出します。
吸入ガスの組成は、CO約0.3%、He約10%、O₂約21%、残りがN₂です。
【選択肢別解説】
1:× COは吸入ガスに含まれます。
COはヘモグロビンと強く結合するため、肺胞から血液へ移る量を測ることで拡散能力を評価できます。
2:○ CO₂は吸入ガスに含まれません。
CO₂は体内で作られて呼出されるガスであり、拡散能力の測定には使いません。
3:× He(ヘリウム)は吸入ガスに含まれます。
血液にほとんど溶けないため、呼気中の濃度の薄まり方から肺胞気量を求め、吸入したCOの初期濃度を推定します。
4:× N₂(窒素)は吸入ガスに含まれます。
混合ガスの残りを占めるバランスガスとして用いられます。
5:× O₂(酸素)は吸入ガスに含まれます。
大気と同程度の濃度にして、息止め中の低酸素を防ぎます。
【ポイント】
肺拡散能力は間質性肺炎や肺気腫で低下し、貧血でも低下します。
Heの代わりにメタンを不活性ガスとして使う装置もあります。