正解を2つ選んでください。
正答2・5
解説
正解は2と5です。
糞便を検体とする代表的な検査には、便潜血検査と脂肪便の検査があります。
各検査法がどの検体に用いられるかを整理しておくことが大切です。
【選択肢別解説】
1:× Guthrie法は新生児の濾紙血を用いる細菌発育阻止法です。
フェニルケトン尿症などの先天代謝異常のスクリーニングに用いられ、糞便は使いません。
2:○ Sudan Ⅲ染色法は脂肪を橙赤色に染める方法です。
糞便に用いると脂肪滴を検出でき、膵外分泌不全などによる脂肪の消化吸収不良の評価に役立ちます。
3:× スルホサリチル酸法は蛋白を酸で変性・沈殿させて濁りをみる方法です。
尿蛋白の検査に用いられ、糞便には用いません。
4:× ジアゾカップリング法はビリルビンとジアゾ試薬の反応を利用する方法です。
尿試験紙のビリルビン検査などに用いられます。
5:○ 抗ヒトヘモグロビン抗体を用いたイムノクロマト法は、免疫学的便潜血検査の方法です。
ヒトのヘモグロビンだけに反応するため食事の影響を受けにくく、大腸癌のスクリーニングに用いられます。
【ポイント】
便潜血検査は化学法と免疫法があり、現在は食事制限の不要な免疫法が主流です。
免疫法は下部消化管出血の検出に優れますが、上部消化管出血ではヘモグロビンが変性して検出しにくくなります。