正答2
解説
正解は2です。
関節液の結晶分析は、結晶誘発性関節炎の鑑別に欠かせない検査です。
偏光顕微鏡で結晶の形と複屈折の性質を観察します。
【選択肢別解説】
1:× 痛風の関節液にみられるのは、ピロリン酸カルシウムではなく尿酸ナトリウム結晶です。
針状で、強い負の複屈折を示します。
2:○ 偽痛風はピロリン酸カルシウム二水和物〈CPPD〉結晶の沈着により起こる関節炎です。
結晶は菱形や短い棒状で、弱い正の複屈折を示します。
3:× 化膿性関節炎は細菌感染による関節炎です。
関節液は混濁し好中球が著増しますが、ピロリン酸カルシウム結晶は特徴ではありません。
4:× 関節リウマチは自己免疫性の滑膜炎です。
関節液は炎症性で、リウマトイド因子などが関与しますが、結晶性関節炎ではありません。
5:× 変形性関節症は軟骨の変性による非炎症性の関節疾患です。
関節液は透明で粘稠度が高く、ピロリン酸カルシウム結晶の存在は特徴ではありません。
【ポイント】
痛風は尿酸ナトリウム結晶で「針状・負の強い複屈折」、偽痛風はCPPD結晶で「菱形・正の弱い複屈折」と対比して覚えます。
偽痛風は高齢者の膝関節に多いのも特徴です。