正答2
解説
正解は2です。
尿浸透圧は、尿に溶けている粒子(溶質)の総数を表す指標です。
臨床検査室では、溶質が多いほど凝固点が下がる性質を利用して測定します。
【選択肢別解説】
1:× 屈折計法は尿浸透圧ではなく尿比重の測定に用いる方法です。
屈折率は溶質の重さや種類の影響を受けるため、粒子数そのものは測れません。
2:○ 氷点降下法(凝固点降下法)が尿浸透圧の標準的な測定法です。
溶液の凝固点は溶質の粒子数に比例して下がるため、その降下度から浸透圧を算出します。
3:× ガラス電極法は水素イオン濃度を電位差として測る方法で、pHの測定に用いられます。
浸透圧の測定には用いません。
4:× 陽イオン抽出法は尿浸透圧の測定原理ではありません。
浸透圧は氷点降下法で測定します。
5:× メタクロマジー法は色素の異染性を利用する方法で、ムコ多糖などの検出に用いられます。
浸透圧の測定とは関係がありません。
【ポイント】
浸透圧は「粒子の数」で決まり、凝固点降下・沸点上昇・蒸気圧降下はいずれも粒子数に比例します。
比重は「重さ」、浸透圧は「数」と区別して覚えましょう。