正答5
解説
正解は5。
抗P1は臨床的意義がない(溶血性輸血副作用を起こさない)冷式抗体の代表例で、多くがIgM型で37℃では反応しないため輸血時に問題とならない。
一方、抗E(Rh系)・抗Fya(Duffy系)・抗Jkb(Kidd系)は37℃で反応するIgG型をとりうる温式抗体で、溶血性輸血副作用や新生児溶血性疾患の原因となる臨床的意義のある不規則抗体である。
なお抗Lea(Lewis系)は大半がIgMの冷式抗体で37℃では反応せず、Lewis抗原は分泌型でドナー血漿により中和され輸血赤血球からも脱落しやすいため、抗P1と同様に臨床的意義は低い(37℃の間接抗グロブリン試験で反応する場合のみ稀に意義をもつ)。
本問では選択肢中で最も明確に臨床的意義がないのは抗P1であり、これが正答となる。