正答4
解説
正解は4です。
酸塩基平衡は、まずpHでアシドーシスかアルカローシスかを判断します。
次に、その原因がPaCO₂(呼吸性)かHCO₃⁻(代謝性)かを見ます。
基準はpH 7.40、PaCO₂ 40 Torr、HCO₃⁻ 24 mmol/L程度です。
【選択肢別解説】
1:× pH 7.47とアルカリ性で、PaCO₂が30 Torrと低いので呼吸性アルカローシスです。
HCO₃⁻はほぼ正常で、代償はまだ起きていません。
2:× pH 7.47とアルカリ性で、HCO₃⁻が32 mmol/Lと高いので代謝性アルカローシスです。
PaCO₂ 46 Torrへの上昇は呼吸による代償です。
3:× pH、PaCO₂、HCO₃⁻がいずれも基準値で、正常な酸塩基平衡です。
4:○ pH 7.34と酸性で、PaCO₂が60 Torrと高いので呼吸性アシドーシスです。
HCO₃⁻の30 mmol/Lへの上昇は、腎による代償を示します。
5:× pH 7.30と酸性ですが、原因はHCO₃⁻が16 mmol/Lと低いことです。
これは代謝性アシドーシスで、PaCO₂の低下は呼吸による代償です。
【ポイント】
pHの変化と同じ向きに動いている側が一次性の異常です。
PaCO₂上昇でpH低下なら呼吸性アシドーシス、HCO₃⁻低下でpH低下なら代謝性アシドーシスです。