正答1
解説
正解は1です。
別冊No.3のフローボリューム曲線は、横軸が呼出した肺気量(L)、縦軸が流量(L/秒)です。
上側の大きな山が努力呼気、下側が吸気、中央の小さな輪が安静呼吸を表します。
努力呼気の曲線は0 Lから急に立ち上がって約9.5 L/秒で頂点に達し、その後なだらかに下がって約4.5 Lで0に戻ります。
誤っている組合せを選ぶ問題なので、答えとなる肢に○、図と合う組合せに×を付けています。
【選択肢別解説】
1:○ V̇₂₅を3.0 L/秒とするのは誤りです。
V̇₂₅は努力肺活量の75%を吐き出し、残りが25%となった時点の流量です。
約3.4 Lの位置では曲線はほぼ横軸に接しており、流量はごくわずかで0.5 L/秒にも届きません。
2:× V̇₅₀は努力肺活量の半分(約2.2 L)を吐いた時点の流量です。
曲線が下がってきた低い位置にあり、0.9 L/秒という小さめの値で矛盾しません。
3:× 最大吸気量は、安静呼気位から最大吸気位までの量です。
安静呼吸の輪の右端(安静呼気位)が約2.8 Lで、最大吸気位が0 Lなので、約2.8 Lとなります。
4:× 努力肺活量は努力呼気曲線が横軸に戻る位置の値で、約4.5 Lと読めます。
5:× ピークフローは努力呼気曲線の頂点の流量です。
9 L/秒を少し超えたところにあり、9.4 L/秒と一致します。
【ポイント】
V̇₅₀やV̇₂₅の「数字」は、肺に残っている量の割合を表します。
V̇₂₅は呼出の終わり近くの流量なので、ピークフローよりずっと小さくなり、末梢気道病変の指標になります。