正解を2つ選んでください。
正答3・5
解説
正解は3と5です。
血球貪食症候群は、活性化したマクロファージが自己の血球を貪食する病態です。
高サイトカイン血症によって発熱、肝脾腫、汎血球減少などが起こります。
【選択肢別解説】
1:× 血小板数は高値ではなく低値になります。
マクロファージによる貪食と骨髄の抑制で減少します。
2:× 白血球数も高値ではなく低値になります。
好中球などが貪食され、汎血球減少の一部として減少します。
3:○ 血清フェリチンは著明に高値になります。
活性化マクロファージがフェリチンを産生・放出するためで、診断と経過観察の重要な指標です。
4:× 血漿フィブリノゲンは高値ではなく低値になります。
凝固亢進による消費や肝障害により減少します。
5:○ 血清トリグリセライドは高値になります。
TNF-αなどのサイトカインがリポ蛋白リパーゼの働きを抑え、トリグリセライドの分解が低下するためです。
【ポイント】
血球貪食症候群の診断基準には、血球減少、高トリグリセライド血症または低フィブリノゲン血症、高フェリチン血症などが含まれます。
「上がるのはフェリチン・TG・LD・可溶性IL-2受容体、下がるのは血球とフィブリノゲン」と整理しましょう。