正答2
解説
正解は2です。
染色体の分染法は、処理法や色素の違いによって、染まる部位が異なります。
それぞれの分染法で何が特徴的に染まるかを問う問題です。
誤っている組合せを選ぶ問題なので、答えとなる肢に○、正しい組合せに×を付けています。
【選択肢別解説】
1:× Cバンド分染法は動原体周囲の構成性ヘテロクロマチンを選択的に染めます。
1番、9番、16番染色体の動原体近傍やY染色体長腕が濃く染まります。
2:○ Gバンド分染法は染色体末端部を選択的に染めるものではありません。
トリプシン処理後にギムザ染色を行い、染色体全長に濃淡の縞模様をつくります。
正しくは、末端部(テロメア)を選択的に染めるのはTバンド分染法です。
3:× NOR分染法は硝酸銀で仁形成部位(核小体形成部位)を染めます。
端部着糸型染色体の短腕付随体柄が黒く染まります。
4:× Qバンド分染法はキナクリンによる蛍光染色です。
Y染色体長腕の末端部が特に強い蛍光を示し、Y染色体の識別に役立ちます。
5:× Rバンド分染法はGバンドと濃淡が逆の縞をつくる方法です。
BrdUを用いる複製Rバンド法では、遅れて複製される不活化X染色体を染め分けられます。
【ポイント】
Gバンドは核型分析の標準で、全長に縞をつくります。
Cは動原体、Tは末端、NORは仁形成部、QはY長腕と、名称と部位をセットで覚えましょう。