正答
解説
本問は採点除外(複数の組合せを正解とする救済措置)です。
経皮感染の代表は糞線虫と住血吸虫ですが、糸状虫も皮膚から侵入するとみなせるため、正答が1組に定まりませんでした。
糸状虫(バンクロフト糸状虫など)は、カが吸血する際に感染幼虫が刺し口の皮膚から侵入します。
このため媒介感染であると同時に、経皮的な侵入とも解釈できます。
【選択肢別解説】
1:× 回虫は経口感染です。
成熟卵に汚染された野菜などを摂取して感染するため、経皮感染ではありません。
2:△ 糸状虫はカによる媒介感染です。
ただし感染幼虫は刺し口の皮膚から体内に入るため、経皮感染と考える余地があります。
3:○ 糞線虫は経皮感染です。
土壌中のフィラリア型幼虫が皮膚を貫いて侵入します。
4:○ 住血吸虫は経皮感染です。
水中のセルカリアが皮膚から侵入し、水田作業や水泳で感染します。
5:× アニサキスは経口感染です。
サバやイカなどに寄生する幼虫を生で食べて感染します。
【ポイント】
経皮感染の寄生虫は、糞線虫、住血吸虫、鉤虫(ズビニ鉤虫は経口感染もあり)が代表です。
回虫やアニサキスなど、食べ物を介するものは経口感染です。