正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
腫瘍マーカーには、特定の臓器の癌で上昇するものと、多くの臓器の癌で上昇するものがあります。
臓器特異性が高いマーカーは、癌の発生部位の推定に役立ちます。
【選択肢別解説】
1:× CA19-9は膵癌や胆道癌で高値になりますが、胃癌や大腸癌、良性の胆道疾患でも上昇するため臓器特異性は高くありません。
2:× 癌胎児性抗原〈CEA〉は大腸癌、胃癌、肺癌、乳癌など多くの癌で上昇し、喫煙でも高くなるため臓器特異性は低いです。
3:○ PIVKA-Ⅱは、ビタミンKが欠乏した状態で作られる異常プロトロンビンで、肝細胞癌に特異性の高い腫瘍マーカーです。
4:○ 前立腺特異抗原〈PSA〉は前立腺の上皮細胞が産生する蛋白で、前立腺癌に特異性の高い腫瘍マーカーです。
5:× 扁平上皮癌関連抗原〈SCC〉は、子宮頸部、肺、食道、皮膚など多くの臓器の扁平上皮癌で上昇するため、臓器特異性は低いです。
【ポイント】
PIVKA-Ⅱはワルファリン服用やビタミンK欠乏でも上昇する点に注意が必要です。
PSAも前立腺肥大症や前立腺炎で上昇します。