正答3
解説
正解は3です。
走査型電子顕微鏡〈SEM〉は試料の表面の立体構造を観察する顕微鏡です。
透過型電子顕微鏡〈TEM〉は電子線を試料に通すため、ごく薄い切片が必要になります。
【選択肢別解説】
1:× 細切は、試料を固定液が浸透しやすい大きさに切る工程で、SEMでも行います。
2:× 固定は、組織の構造を保つための工程で、SEMでもグルタルアルデヒドやオスミウム酸で行います。
3:○ 超薄切は、電子線を透過させるために厚さ100nm以下の切片を作る工程で、TEMに必要なものです。
SEMは表面を観察するため超薄切は行いません。
4:× 導電染色は、タンニン酸やオスミウム酸で試料に導電性を与える工程で、SEMで帯電を防ぐために行います。
5:× 金属イオン蒸着(金属コーティング)は、試料表面に金や白金などの薄い膜をつけて導電性を与える工程で、SEMで行います。
【ポイント】
SEMは「固定、脱水、乾燥(臨界点乾燥)、導電処理」、TEMは「固定、脱水、包埋、超薄切、電子染色」の流れです。
超薄切と包埋はTEMの工程と覚えましょう。