正答1
解説
正解は1です。
感覚神経伝導検査は、感覚神経に電気刺激を与えて活動電位の振幅と伝導速度を調べる検査です。
感覚神経が障害される病気では、振幅低下や伝導速度低下がみられます。
【選択肢別解説】
1:○ 筋萎縮性側索硬化症〈ALS〉は運動ニューロンが選択的に障害される病気です。
感覚神経は保たれるため、感覚神経伝導検査は正常です。
2:× 糖尿病性多発ニューロパチーは足先から始まる感覚優位の末梢神経障害で、感覚神経活動電位の振幅が低下します。
3:× 慢性炎症性脱髄性多発根神経炎〈CIDP〉は運動神経と感覚神経の両方に脱髄が起こり、伝導速度が低下します。
4:× ギラン・バレー症候群は急性の末梢神経障害で、運動神経が主体ですが感覚神経にも異常がみられることが多いです。
5:× シャルコー・マリー・トゥース病は遺伝性運動感覚ニューロパチーとも呼ばれ、感覚神経にも異常がみられます。
【ポイント】
ALSでは運動神経の複合筋活動電位は低下しても、感覚神経は正常です。
「運動だけ異常で感覚は正常」がALSの神経伝導検査の特徴です。