室内気(1気圧)における動脈血ガス分析の所見を示す。
pH7.24
PaCO224 Torr
PaO284 Torr
HCO3⁻10 mEq/L
呼吸商を0.8とした場合の肺胞気-動脈血酸素分圧較差〈A-aDO2〉に最も近いのはどれか。
正答4
解説
正解は4です。
肺胞気-動脈血酸素分圧較差〈A-aDO2〉は、肺胞の酸素分圧と動脈血の酸素分圧の差です。
まず肺胞気式で肺胞気酸素分圧〈PAO2〉を求め、そこから動脈血酸素分圧〈PaO2〉を引きます。
【計算】
PAO2=(大気圧−飽和水蒸気圧)×吸入酸素濃度−PaCO2÷呼吸商
PAO2=(760−47)×0.21−24÷0.8
PAO2=149.7−30=約120Torr
A-aDO2=PAO2−PaO2
A-aDO2=120−84=約36Torr
【選択肢別解説】
1:× 6Torrは計算結果の約36Torrより小さすぎ、合いません。
2:× 16Torrは計算結果の約36Torrと合いません。
3:× 26Torrは計算結果の約36Torrと合いません。
4:○ 計算するとA-aDO2は約36Torrとなり、最も近い値です。
室内気での正常値は10Torr前後なので、開大していると判断できます。
5:× 46Torrは計算結果の約36Torrより大きく、合いません。
PaCO2を呼吸商0.8で割らずにそのまま引くと約42Torrとなり、この選択肢に近づくので注意しましょう。
【ポイント】
室内気では「PAO2=150−PaCO2÷0.8」と覚えると計算が速くなります。
A-aDO2の開大は、拡散障害や換気血流比不均等などガス交換の障害を示します。