正答5
解説
正解は5です。
サーモグラフィは、体表から放射される赤外線を測って皮膚温の分布を画像にする検査です。
血流が増える病態は高温に、血流が減る病態は低温に描出されます。
【選択肢別解説】
1:× 乳癌では腫瘍の代謝亢進や血管新生で血流が増えるため、高温相を示します。
2:× 静脈炎では炎症による充血が起こるため、高温相を示します。
3:× 動脈瘤では拍動性の豊富な血流が体表近くにあるため、高温相を示すことが多くなります。
4:× 静脈うっ滞では温かい血液が皮下にたまるため、高温相を示します。
下肢静脈瘤などでみられます。
5:○ レイノー病では寒冷や緊張により手指の細動脈が強く収縮し、血流が低下します。
そのため指先が低温相を示し、冷水負荷後の回復の遅れも観察されます。
【ポイント】
「炎症・腫瘍・うっ滞は高温、動脈の血流低下(レイノー病や閉塞性動脈硬化症)は低温」と覚えます。