正答4
解説
正解は4です。
細菌には、発育に二酸化炭素を必要とする炭酸ガス要求性の菌があります。
淋菌や髄膜炎菌などのNeisseria属は、5〜10%の二酸化炭素の環境で培養します。
【選択肢別解説】
1:× Bordetella pertussis(百日咳菌)は、Bordet-Gengou培地などの特殊な培地を必要とする好気性菌です。
発育に二酸化炭素は必須ではありません。
2:× Haemophilus influenzae(インフルエンザ菌)は、発育にX因子(ヘミン)とV因子(NAD)を必要とします。
二酸化炭素で発育は良くなりますが、必須ではありません。
3:× Legionella pneumophilaは、L-システインと鉄を含むBCYEα培地を必要とする菌です。
発育に二酸化炭素は必須ではありません。
4:○ Neisseria gonorrhoeae(淋菌)は炭酸ガス要求性の菌で、発育に二酸化炭素が必要です。
チョコレート寒天培地やThayer-Martin培地に接種し、炭酸ガス培養を行います。
5:× Pseudomonas aeruginosa(緑膿菌)は偏性好気性菌で、普通寒天培地でもよく発育します。
二酸化炭素は必要ありません。
【ポイント】
炭酸ガス培養が必要な菌として、淋菌、髄膜炎菌、Campylobacter属(微好気培養)などを覚えます。
インフルエンザ菌は「X因子とV因子が必要」という点が鑑別の要です。