正答1
解説
正解は1です。
本問は誤っている組合せを選ぶ問題なので、○を付けた肢が答え(誤った組合せ)です。
腹部の超音波検査では、疾患ごとに特徴的な所見があります。
本問は所見と疾患の組合せの誤りを選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:○ モザイクパターンは肝硬変ではなく、肝細胞癌の所見です。
結節内部に性状の異なる部分が混在し、モザイク状に見えるものです。
肝硬変では、肝表面の凹凸、辺縁の鈍化、実質エコーの粗造化、脾腫、腹水などがみられます。
2:× 急性膵炎では、膵臓の腫大とともに、膵周囲や腹腔内に液体貯留がみられます。
正しい組合せです。
3:× 急性胆嚢炎では、炎症による浮腫で胆嚢壁が肥厚し、胆嚢の腫大もみられます。
正しい組合せです。
4:× 腎嚢胞は内部が液体で満たされているため、内部無エコーを示します。
境界が明瞭で壁が薄く、後方エコーの増強を伴うのが特徴で、正しい組合せです。
5:× 大腸癌では、厚くなった腸管壁が低エコーに、中心の内腔が高エコーに描出されます。
これが腎臓の形に似ることから偽腎徴候と呼ばれ、正しい組合せです。
【ポイント】
肝細胞癌の超音波所見は「モザイクパターン、辺縁低エコー帯(halo)、外側陰影、後方エコー増強」とまとめて覚えます。