正答5
解説
正解は5です。
針筋電図では、安静時、随意弱収縮時、最大収縮時の所見から神経原性か筋原性かを判断します。
最も重要なのは、随意収縮時に記録される運動単位電位の形です。
【選択肢別解説】
1:× Waning現象は、反復神経刺激検査で刺激を繰り返すと振幅がしだいに小さくなる現象です。
重症筋無力症でみられ、神経原性変化を示す針筋電図の所見ではありません。
2:× Waxing現象は、高頻度の反復神経刺激で振幅がしだいに大きくなる現象です。
Lambert-Eaton筋無力症候群でみられる所見です。
3:× 急降下爆撃音は、ミオトニー放電がスピーカーで聞こえる音です。
筋強直性ジストロフィーなどの筋強直症でみられ、神経原性変化の所見ではありません。
4:× 刺入時活動の延長は、脱神経でも筋炎や筋強直症でもみられる非特異的な所見です。
神経原性変化に特徴的な所見とはいえません。
5:○ 神経原性変化では、残った神経が側枝を出して脱神経した筋線維を再支配します。
1つの運動単位に属する筋線維が増えるため、随意弱収縮時に高振幅で持続時間の長い運動単位電位が現れます。
【ポイント】
「高振幅・長持続」は神経原性、「低振幅・短持続・多相性」は筋原性と対比して覚えます。
安静時の線維自発電位や陽性鋭波は脱神経を示す所見です。