正答3
解説
正解は3です。
ネフローゼ症候群は、大量の蛋白尿と低アルブミン血症を必須条件とする症候群です。
わが国の成人の診断基準では、尿蛋白3.5 g/日以上と血清アルブミン3.0 g/dL以下が必須で、浮腫と脂質異常症(高LDLコレステロール血症)が参考所見です。
【選択肢別解説】
1:× 2型糖尿病による糖尿病性腎症は、二次性ネフローゼ症候群の代表的な原因です。
「原因とならない」という記述が誤りです。
2:× 微小変化型ネフローゼ症候群は成人よりも小児に多い病型です。
小児の特発性ネフローゼ症候群では、大部分を占めます。
3:○ 紫斑病性腎炎は、IgA血管炎(ヘノッホ・シェーンライン紫斑病)に伴う腎炎です。
IgA血管炎そのものが小児に多いため、紫斑病性腎炎によるネフローゼ症候群も小児に多くみられます。
4:× 尿蛋白の診断基準は1.5 g/日以上ではなく、3.5 g/日以上です。
5:× 診断基準の脂質異常は高トリグリセライド血症ではなく、高LDLコレステロール血症です。
しかもこれは必須条件ではなく、参考所見の位置づけです。
【ポイント】
ネフローゼ症候群は「蛋白尿3.5 g/日以上」と「アルブミン3.0 g/dL以下」の2つが必須と覚えます。
小児は微小変化型が多く、成人では膜性腎症や糖尿病性腎症などの頻度が高まります。