正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
試験紙法の尿潜血反応は、ヘモグロビンのペルオキシダーゼ様活性を利用しています。
過酸化物がヘモグロビンの作用で色原体を酸化して発色するため、還元物質は偽陰性、酸化物質は偽陽性の原因になります。
【選択肢別解説】
1:○ 亜硝酸塩が高濃度に含まれると、呈色反応が阻害されて偽陰性の原因になります。
尿路感染症で細菌が硝酸塩を還元すると、尿中に亜硝酸塩が増えます。
2:× サラシ粉(主成分は次亜塩素酸カルシウム)は強い酸化剤です。
色原体を直接酸化して発色させるので、偽陰性ではなく偽陽性の原因になります。
3:× 過酸化水素は酸化剤であり、偽陰性ではなく偽陽性の原因になります。
採尿容器に消毒薬が残っていると問題になります。
4:× 次亜塩素酸塩は漂白剤や消毒薬に含まれる酸化剤です。
色原体を酸化して発色させるため、偽陰性ではなく偽陽性の原因になります。
5:○ アスコルビン酸(ビタミンC)は強い還元物質です。
酸化されるはずの色原体を還元してしまうため、反応が抑えられて偽陰性になります。
【ポイント】
尿試験紙で「アスコルビン酸は偽陰性」は、潜血とブドウ糖に共通する頻出事項です。
潜血の偽陽性は酸化剤(次亜塩素酸塩、過酸化水素)やミオグロビン尿、細菌由来のペルオキシダーゼで起こります。