正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
直接抗グロブリン試験は、患者の赤血球に抗ヒトグロブリン試薬を直接加える検査です。
体内で赤血球に抗体や補体が結合している(感作されている)かどうかを調べます。
【選択肢別解説】
1:× 血漿中の不規則抗体は、試薬赤血球と血漿を反応させる間接抗グロブリン試験で調べます。
直接抗グロブリン試験の目的ではありません。
2:○ 直接抗グロブリン試験では、赤血球に結合したIgGや補体(C3d)を検出できます。
赤血球を感作している蛋白の検査が本来の目的です。
3:○ 自己免疫性溶血性貧血では、自己抗体が患者の赤血球に結合しています。
直接抗グロブリン試験が陽性になり、診断に欠かせない検査です。
4:× 赤血球から解離させた抗体の特異性は、解離液を試薬赤血球と反応させて調べます。
これは間接抗グロブリン試験で行います。
5:× 新生児溶血性疾患で母親の血清を調べるときは、血清中の抗体を検出します。
これは間接抗グロブリン試験で行い、直接抗グロブリン試験は新生児の赤血球に対して行います。
【ポイント】
直接は「赤血球に結合済みの抗体」、間接は「血清中の遊離した抗体」を調べる検査です。
直接抗グロブリン試験は、自己免疫性溶血性貧血、新生児溶血性疾患、溶血性輸血副反応の診断に用います。