正答5
解説
正解は5です。
補体の活性化には、古典経路、レクチン経路、副経路(第二経路)の3つがあります。
いずれもC3の活性化で合流し、最後に膜侵襲複合体をつくって標的の細胞膜に穴を開けます。
【選択肢別解説】
1:× 補体成分の中で血中濃度が最も高いのはC3です。
C4はC3に次いで多い成分ですが、最も高値ではありません。
2:× レクチン経路は、マンノース結合レクチンが微生物表面の糖鎖に結合して始まる経路です。
抗体を必要としないため、獲得免疫ではなく自然免疫に関与します。
3:× C3bは微生物の表面に結合し、貪食を促すオプソニンとして働きます。
アナフィラトキシンとして働くのはC3a、C4a、C5aです。
4:× B因子は副経路のC3転換酵素(C3bBb)をつくる成分です。
古典経路には関与しません。
5:○ C1はC1q、C1r、C1sの複合体で、この結合にはカルシウムイオンが必要です。
EDTAなどでカルシウムを除くと、古典経路は活性化されません。
【ポイント】
古典経路のC1にはカルシウムイオン、副経路にはマグネシウムイオンが必要です。
EDTAで両経路とも止まり、EGTAとマグネシウムの条件では副経路だけが働きます。