正答4
解説
正解は4です。
図の臓器は、なめらかな被膜に覆われた暗赤紫色の実質臓器です。
下の定規から、長径は約12 cmと読み取れます。
形は楕円形からそら豆形です。
上の縁には深い切れ込みが1か所あり、脾臓の縁にみられる切痕に一致します。
これらの大きさ、色調、形から脾臓と判断できます。
【選択肢別解説】
1:× 肺は空気を含む海綿状の臓器で、表面は淡い桃色から灰色です。
図のような暗赤紫色の充実した臓器ではありません。
2:× 心臓は円錐形で、表面に冠状動脈と心外膜下の脂肪がみられます。
図の臓器にはそれらの構造がありません。
3:× 肝臓は成人で長径20 cmを超える大きな臓器で、右葉と左葉に分かれています。
図の臓器は肝臓よりはるかに小さいです。
4:○ 脾臓は長径約10〜12 cmの暗赤紫色の臓器で、縁に切痕があります。
図の臓器の大きさ、色調、切れ込みのある縁は脾臓に一致します。
5:× 腎臓はそら豆形ですが、内側の中央に腎門があり、血管や尿管が出入りします。
図の臓器には腎門がなく、上縁の切れ込みは腎臓にはみられない構造です。
【ポイント】
脾臓の重さは成人で100〜150 g程度です。
縁の切痕と、割面の赤脾髄・白脾髄が脾臓を見分ける手がかりになります。