正答5
解説
正解は5です。
免疫組織化学では、腫瘍細胞がもつ特徴的な蛋白質を抗体で染め出して、腫瘍の由来を推定します。
マーカーごとに、陽性となる代表的な腫瘍を押さえておく必要があります。
【選択肢別解説】
1:× α-フェトプロテイン(AFP)は、肝細胞癌や卵黄嚢腫瘍のマーカーです。
膵癌のマーカーではありません。
2:× CA125は、主に卵巣の漿液性癌のマーカーです。
胆嚢癌の代表的なマーカーではありません。
3:× 癌胎児性抗原(CEA)は、大腸癌などの腺癌のマーカーです。
骨肉腫は非上皮性の悪性腫瘍で、CEAのマーカーにはなりません。
4:× c-kit(CD117)は、消化管間質腫瘍(GIST)のマーカーです。
髄芽腫のマーカーではありません。
5:○ S100蛋白は、神経堤由来の細胞であるメラノサイトや、シュワン細胞に陽性です。
悪性黒色腫の診断に用いられる代表的なマーカーです。
【ポイント】
悪性黒色腫ではS100蛋白に加えて、HMB-45やMelan-Aも用いられます。
GISTはc-kitとDOG1、肝細胞癌はAFP、卵巣漿液性癌はCA125と対応させて覚えましょう。