正答5
解説
正解は5です。
脳波の賦活法は、安静時の記録では出にくい異常波を誘発するための方法です。
ルーチン検査では、開閉眼、過呼吸、光刺激、睡眠が標準的に行われます。
この問題は賦活法として誤っているものを選ぶので、○ が答え(賦活法ではないもの)です。
【選択肢別解説】
1:× 睡眠賦活では、入眠期や軽睡眠期にてんかん性放電が出やすくなります。
自然睡眠や薬物による睡眠を利用します。
脳波の賦活法として正しいため、該当しません。
2:× 開閉眼では、開眼でα波が抑制されるかどうか(α減衰)を確認します。
左右差や反応性の異常を評価するための基本的な賦活法です。
脳波の賦活法として正しいため、該当しません。
3:× 過呼吸を3分程度行うと、低二酸化炭素血症により脳血管が収縮します。
欠神発作の3 Hz棘徐波複合が誘発されやすくなります。
脳波の賦活法として正しいため、該当しません。
4:× 光刺激は、閃光を周波数を変えながら当てる方法です。
光感受性てんかんの光突発反応を誘発できます。
脳波の賦活法として正しいため、該当しません。
5:○ 磁気刺激は経頭蓋的に大脳を刺激して、運動誘発電位などを記録する方法です。
脳波の賦活法には含まれません。
したがって、賦活法として誤っているのは磁気刺激です。
【ポイント】
標準的な賦活法は開閉眼、過呼吸、光刺激、睡眠の4つです。
過呼吸は欠神発作、光刺激は光感受性てんかんと、誘発しやすい異常をセットで覚えましょう。