正答4
解説
正解は4です。
発癌の原因となる変異原には、放射線、紫外線などの物理的因子と、化学物質があります。
それぞれ標的になりやすい臓器が知られています。
【選択肢別解説】
1:× 放射線と関連が深いのは白血病や甲状腺癌です。
大腸癌は放射線の代表的な標的とはいえません。
2:× 紫外線と関連が深いのは皮膚癌です。
甲状腺癌と関連が深いのは放射線、特に放射性ヨウ素の被曝です。
3:× 活性酸素はDNAを酸化して損傷しますが、特定の臓器に限った関連は示されていません。
乳癌との組合せとして最も関連が深いとはいえません。
4:○ ベンゾピレンはコールタールや煤、たばこ煙に含まれる多環芳香族炭化水素です。
コールタールの塗布で皮膚癌が生じることは古くから知られ、皮膚癌との関連が深い変異原です。
5:× ニトロソ化合物と古典的に関連づけられるのは胃癌です。
食品中の亜硝酸とアミンが胃内で反応して生じます。
【ポイント】
山極勝三郎がウサギの耳にコールタールを塗って皮膚癌を作った実験は、化学発癌の原点として有名です。
変異原と臓器の組合せは、紫外線と皮膚、放射線と白血病・甲状腺、ニトロソ化合物と胃をセットで覚えましょう。