正答5
解説
正解は5です。
転移性脊椎腫瘍で脊椎が不安定かどうかを評価する指標として、SINS(Spinal Instability Neoplastic Score)があります。
SINSでは、腫瘍のある部位を、可動性と応力の集中の程度で点数化します。
【選択肢別解説】
1:× C7〜T2は、動きの大きい頸椎と動きの少ない胸椎の移行部です。
応力が集中しやすいため、不安定性が最も高い部位の一つです。
2:× T11〜L1は、胸椎と腰椎の移行部です。
応力が集中しやすく、不安定性が最も高い部位の一つです。
3:× L2・L3は可動性の大きい腰椎で、移行部ほどではないものの不安定になりやすい部位です。
4:× L5・S1は、腰椎と仙椎の移行部です。
大きな荷重がかかる移行部であり、不安定性が最も高い部位の一つです。
5:○ S2〜S5は、骨盤と一体化してほとんど動かない仙骨の部分です。
SINSでも最も安定した部位(剛性部)として扱われ、病的骨折や不安定性が起こりにくい部位です。
【ポイント】
SINSの部位の点数は、移行部(後頭骨〜C2、C7〜T2、T11〜L1、L5〜S1)が最も高く、可動部(C3〜C6、L2〜L4)、半剛性部(T3〜T10)、剛性部(S2〜S5)の順に低くなります。
理学療法では、不安定な部位の転移がある場合、動作の制限と装具の使用を検討します。