正答3
解説
正解は3です。
アキレス腱断裂は、30〜50歳代のスポーツ中に多く、踏み切りやダッシュの瞬間に「後ろから蹴られたような」衝撃とともに起こります。
【選択肢別解説】
1:× アキレス腱が断裂すると、下腿三頭筋の力が踵骨に伝わりません。
そのため、患側のつま先立ちはできなくなります。
2:× 学童期に集中して発生するのではなく、30〜50歳代の中年期のスポーツ中に多く発生します。
加齢による腱の変性が背景にあります。
3:○ Thompsonテストは、腹臥位で下腿三頭筋をつかんだときに足関節が底屈するかをみる検査です。
アキレス腱が断裂していると底屈が起こらず、陽性となります。
4:× ギプス固定は、足関節背屈位ではなく底屈位(尖足位)で行います。
断裂した腱の両端を近づけて癒合させるためで、その後徐々に背屈位へ戻します。
5:× 陳旧例では腱の断端が縮んで離れているため、端と端をそのまま縫い合わせる端々縫合は困難です。
腱移植や腱の延長を用いた再建術が行われます。
【ポイント】
アキレス腱断裂は「中年のスポーツ中・つま先立ち不能・Thompsonテスト陽性」と覚えます。
保存療法でも手術療法でも、初期は底屈位で固定し、再断裂に注意しながら段階的に背屈と荷重を進めます。