正答5
解説
正解は5です。
両側支柱付き長下肢装具は、大腿部と下腿部の半月を両側の支柱でつなぎ、膝継手と足継手を備えた装具です。
適合判定では、各部品の高さと継手の位置が、解剖学的な目印に対して適切かを確認します。
【選択肢別解説】
1:× 外側支柱の上端は大転子と同じ高さではなく、大転子の2〜3cm下にします。
大転子に当たると、座位や股関節の屈曲で痛みや圧迫を生じます。
2:× 下腿半月の上縁は、腓骨頭から5〜6cm下ではなく、2〜3cm下にします。
腓骨頭の近くを通る腓骨神経を圧迫しない範囲で、なるべく高い位置に置きます。
3:× 膝継手は大腿骨顆部より下ではなく、膝関節の運動軸に合わせます。
目安は膝関節内側の関節裂隙よりやや上方です。
4:× 足継手の位置は、内果の下端と外果の中央を結ぶ線に合わせます。
内果と外果の中央同士を結ぶ線ではありません。
5:○ 膝継手から大腿下位半月までの距離と、膝継手から下腿半月までの距離は等しくします。
上下のてこの長さがそろうことで、膝を支える力が両方の半月に均等にかかります。
【ポイント】
長下肢装具の適合は「支柱上端は大転子の下・半月は腓骨頭の下・継手は関節軸」と整理します。
継手の位置が関節軸とずれると、屈伸のたびに装具がずれて皮膚を圧迫します。