正答2
解説
正解は2です。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)の患者は、上肢を挙上した動作や息をこらえる動作で息切れが強くなります。
上肢を挙上すると、呼吸補助筋が上肢を支えるために使われ、呼吸に十分働かなくなるためです。
【選択肢別解説】
1:× 食事は上肢を大きく挙上せず、肘をついて行うこともできます。
洗髪に比べて息切れは生じにくい動作です。
2:○ 洗髪は両上肢を頭上に挙げたまま、繰り返し動かし続ける動作です。
呼吸補助筋が上肢の保持に使われ、顔に湯がかかるため息こらえも伴い、最も息切れを生じやすいです。
3:× 排尿は上肢の挙上を必要とせず、息切れは生じにくい動作です。
4:× 歯磨きは片方の上肢を口元で動かす動作で、挙上の程度は洗髪より小さいです。
座って行うこともでき、洗髪ほど息切れは強くありません。
5:× ズボンの着脱は前かがみで腹部が圧迫され、息切れを生じやすい動作です。
しかし上肢の挙上と息こらえが続く洗髪ほどではありません。
【ポイント】
COPDで息切れが強いADLは、上肢挙上・反復動作・息こらえ・腹部圧迫を伴う動作です。
座って行う、休みを入れる、呼気に合わせて動くなどの動作指導が有効です。