正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3です。
小脳は運動の協調や筋緊張の調節を担います。
小脳障害の症候を、錐体路障害や錐体外路障害の症候と区別する問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 小脳障害では筋緊張が低下します。
関節を他動的に動かしたときの抵抗が小さく、振り子様の膝蓋腱反射がみられることもあります。
2:× 静止時振戦は、安静時に現れ運動で軽くなる振戦で、Parkinson 病の特徴です。
小脳障害でみられるのは、目標に近づくほど強くなる企図振戦です。
3:○ ジスメトリー(測定障害)は、運動の距離や方向を正しく調節できない症候です。
指鼻試験で目標を行き過ぎたり手前で止まったりする所見で、小脳障害の代表的な症候です。
4:× 深部感覚障害は、脊髄後索や末梢神経の障害でみられます。
小脳は深部感覚の情報を利用しますが、障害されても深部感覚そのものは保たれます。
5:× 病的反射(Babinski 反射など)の陽性は錐体路障害の所見です。
小脳障害ではみられません。
【ポイント】
小脳症状は、測定障害・反復拮抗運動不能・企図振戦・筋緊張低下・失調性構音障害・眼振などです。
小脳半球の障害では、病巣と同じ側に症状が出ます。