正答2
解説
正解は2です。
急性心筋梗塞の胸痛の特徴を、狭心症の胸痛と区別して問う問題です。
心筋梗塞は冠動脈が閉塞して心筋が壊死するため、痛みは強く長く続きます。
【選択肢別解説】
1:× 数分以内に消失する胸痛は狭心症の特徴です。
心筋梗塞の胸痛は20〜30分以上持続します。
2:○ 強い痛みと心拍出量の低下で交感神経が強く興奮し、冷汗を伴うことが多くなります。
顔面蒼白や悪心・嘔吐を伴うこともあります。
3:× 感冒様の前駆症状は心筋梗塞の特徴ではありません。
感冒様症状の後に胸痛が出る場合は、急性心筋炎を考えます。
4:× 心筋梗塞では、左肩・左腕・下顎・背部などへの放散痛を伴うことが多くあります。
放散痛が生じないことが多いわけではありません。
5:× 硝酸薬で速やかに消失するのは狭心症の胸痛です。
心筋梗塞の胸痛は硝酸薬では消えず、鎮痛には麻薬性鎮痛薬を用いることがあります。
【ポイント】
「持続時間が長い・硝酸薬が効かない・冷汗を伴う」が心筋梗塞の胸痛の3つの特徴です。
高齢者や糖尿病患者では痛みが乏しい無痛性心筋梗塞もあります。