正答3
解説
正解は3です。
Parkinson 病は中脳黒質のドパミン神経細胞が変性する錐体外路系の疾患です。
錐体路の障害でみられる所見と区別できるかを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 痙縮は錐体路障害でみられる、速度に依存して増強する筋緊張の亢進です。
Parkinson 病の筋緊張亢進は、速度に依存しない固縮(鉛管様・歯車様)です。
2:× 分回し歩行は脳卒中片麻痺でみられる歩行です。
麻痺側の下肢を外側へ円を描くように振り出します。
3:○ 姿勢反射障害は、Parkinson 病の4大症状(安静時振戦・固縮・無動・姿勢反射障害)の一つです。
押されたときに立ち直れず、突進や転倒につながります。
4:× 膝蓋腱反射の亢進は錐体路障害の所見です。
Parkinson 病では腱反射は通常正常です。
5:× Babinski 反射陽性は錐体路障害を示す病的反射です。
Parkinson 病では通常みられません。
【ポイント】
錐体路障害は「痙縮・腱反射亢進・病的反射」、錐体外路障害は「固縮・無動・不随意運動」と対比します。
姿勢反射障害が出ると Hoehn & Yahr のステージⅢと判定します。