正答4
解説
正解は4です。
この問題は低栄養と関連が少ないものを選ぶので、○ が答え(関連が少ない病態)です。
高齢者の低栄養は、筋量の減少、免疫力の低下、組織の修復力の低下などを通じて多くの病態と関わります。
【選択肢別解説】
1:× 低栄養では皮下脂肪や筋が減って骨が突出し、組織の修復力も落ちるため、褥瘡ができやすく治りにくくなります。
関連の大きい病態です。
2:× 鉄・ビタミンB12・葉酸・蛋白質の不足は貧血の原因になります。
低栄養と関連の大きい病態です。
3:× 蛋白質やエネルギーの摂取不足は筋量の減少を招き、サルコペニアの大きな原因になります。
4:○ 変形性膝関節症は、加齢、肥満、膝への力学的負荷などが主な原因です。
むしろ過栄養(肥満)と関連が深く、低栄養との関連は少ない病態です。
5:× 低栄養は骨粗鬆症や筋力低下による転倒を招き、大腿骨頸部骨折の危険を高めます。
関連の大きい病態です。
【ポイント】
高齢者の低栄養は、サルコペニアやフレイルを通じて転倒・骨折・要介護状態につながります。
栄養評価にはMNA-SF(簡易栄養状態評価表)や体重減少率、血清アルブミン値などを用います。