正解を2つ選んでください。
正答2・5
解説
正解は2と5です。
前十字靱帯(ACL)は、脛骨が大腿骨に対して前方へずれるのを防ぐ靱帯です。
スポーツ中の切り返しや着地で、膝が外反・回旋したときに損傷しやすいとされます。
【選択肢別解説】
1:× ACL損傷は半月板損傷や内側側副靱帯損傷などを合併することが多いです。
単独損傷が8割以上を占めるわけではありません。
2:○ Lachman testは膝を軽く曲げた位置で脛骨を前方へ引き出し、移動量と終末抵抗をみる検査です。
ACL損傷で陽性となり、感度が高い検査です。
3:× 再建術は一般に、急性期の炎症が落ち着き膝の可動域が回復してから行います。
受傷後1年以上待つと半月板や軟骨の二次損傷が増えるため、推奨されません。
4:× 再建術後に受傷前と同じレベルの競技に復帰できる割合は、6〜7割程度と報告されています。
9割以上ではありません。
5:○ ハムストリングスが収縮すると脛骨は後方へ引かれます。
脛骨の前方移動が抑えられるため、ACLの緊張は低下します。
【ポイント】
大腿四頭筋は膝の浅い屈曲域で脛骨を前方へ引き、ACLへの負担を増やします。
術後早期の運動では、ハムストリングスとの同時収縮などACLに負担の少ない方法を選びます。