正答3
解説
本問は採点除外(公式で3と4のどちらも正解とされた問題)です。
厚生労働省は「設問が不明確で複数の選択肢が正解と考えられるため」として、3と4のどちらを選んでも正解として採点しました。
設問の「意識的に気付きから排除する」は、意識から締め出す抑圧とも、意識的に考えないようにする抑制とも読めるためです。
防衛機制とは、不安や葛藤から自分を守るための心の働きです。
【選択肢別解説】
1:× 昇華は、受け入れがたい欲求を、スポーツや芸術など社会的に価値のある活動に向け変えることです。
意識から締め出す働きではありません。
2:× 統制は、不安を和らげるために周囲の出来事や環境を過度に管理・操作しようとすることです。
願望や思考を排除する働きではありません。
3:○ 抑圧は、受け入れがたい願望や思考を、無意識のうちに意識から締め出す防衛機制です。
本人はその内容に気付きません。
4:○ 抑制は、不快な願望や考えを、意識的に考えないよう脇へ置く働きです。
設問の「意識的に」に合うため、正解として認められました。
5:× 歪曲は、現実を自分の内的な欲求に合うよう作り変えて受け取ることです。
意識から排除する働きではありません。
【ポイント】
抑圧と抑制は「無意識に締め出すか、意識的に脇へ置くか」の違いで区別します。
抑圧は最も基本的な防衛機制とされ、他の多くの防衛機制の土台になります。