正答2
解説
正解は2です。
近位尿細管は、糸球体でろ過された物質の多くを再吸収する部位です。
物質ごとに再吸収される割合が大きく異なります。
【選択肢別解説】
1:× 水は近位尿細管で約3分の2が再吸収されます。
残りはヘンレループや集合管で再吸収され、最大ではありません。
2:○ グルコースは、正常な血糖値であれば近位尿細管でほぼ100%再吸収されます。
そのため健常者の尿には糖がほとんど出ません。
3:× 水素イオンは近位尿細管で再吸収されるのではなく、尿細管腔へ分泌されます。
体の酸塩基平衡の調節に働きます。
4:× クレアチニンはろ過された後ほとんど再吸収されません。
そのため腎機能の指標(クレアチニンクリアランス)に用いられます。
5:× ナトリウムイオンは近位尿細管で約3分の2が再吸収されます。
グルコースほど高い割合ではありません。
【ポイント】
血糖値が高く再吸収の限界(腎閾値、約170 mg/dL)を超えると、尿糖が出ます。
近位尿細管ではグルコースとアミノ酸がほぼすべて、水とナトリウムが約3分の2再吸収されます。