正答4
解説
正解は4です。
MRI は、撮像法によって組織の写り方が異なります。
T1 強調画像では水は低信号(黒)、T2 強調画像では水は高信号(白)に描出されます。
CT と MRI の得意分野の違いも理解しておく必要があります。
【選択肢別解説】
1:× T2 強調画像では、水を多く含む髄液は低信号ではなく高信号(白)に描出されます。
2:× MRI は骨によるアーチファクト(画像の乱れ)の影響を受けにくいです。
そのため、頭部 CT に比べて脳幹部や後頭蓋窩の病巣を観察しやすくなります。
3:× T2 強調画像では、脳梗塞の病巣は浮腫を反映して高信号に描出されます。
発症から数時間以上たつと信号変化がはっきりします。
4:○ 拡散強調画像では、水分子の動きが制限された部位が高信号になります。
脳梗塞の発症から1時間程度でも高信号として描出できるため、急性期の診断に最も有用です。
5:× 急性期の脳出血は、CT で発症直後から明瞭な高吸収域として描出されます。
短時間で撮影できることもあり、急性期の脳出血の診断は CT が第一選択です。
【ポイント】
急性期の脳卒中では、まず CT で出血を除外し、MRI の拡散強調画像で早期の梗塞を確認します。
「出血は CT、超急性期の梗塞は拡散強調画像」と覚えましょう。