正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
肝臓は、代謝・解毒・胆汁の生成・タンパク質の合成など、多くの機能をもつ臓器です。
ほかの臓器の機能と混同しやすいため、どの臓器がどの働きを担うかを区別して覚えることが大切です。
【選択肢別解説】
1:× 成人の血球は、肝臓ではなく骨髄で産生されます。
肝臓が造血を行うのは胎児期です。
2:× 肝臓は胆汁をつくりますが、貯蔵して濃縮するのは胆嚢です。
3:○ 肝臓は、タンパク質の分解で生じる有毒なアンモニアを、尿素回路で尿素に変えます。
尿素は腎臓から尿中へ排泄されます。
4:○ 肝臓は、シトクロム P450 などの酵素で薬物を代謝し、体外へ排泄しやすい形に変えます。
5:× グルカゴンは、膵臓のランゲルハンス島の α 細胞から分泌されるホルモンです。
グルカゴンは肝臓に働いてグリコーゲンを分解し、血糖値を上げます。
【ポイント】
肝機能が低下すると、アンモニアが処理されずに肝性脳症を起こし、薬物の代謝も遅れて作用が強く出やすくなります。
「胆汁をつくるのは肝臓、ためるのは胆嚢」とセットで覚えましょう。